2026年度(令和8年度)調剤報酬改定の内容に準拠
乳幼児加算
公開日2026/05/28
最終更新日
乳幼児加算の点数
乳幼児加算は、在宅で療養を行っている6歳未満の乳幼児であって通院が困難なものに対して、患家を訪問し、直接患者又はその家族等に対して必要な指導等を行った場合に算定する加算である。
令和8年度改定において、乳幼児加算の点数及び算定要件に変更はない。
| 対象の点数区分 | 令和6年度(改定前) | 令和8年度(改定後) | 主な変更点 |
|---|---|---|---|
| 在宅患者訪問薬剤管理指導料の加算として | 100点 | 100点 | 変更なし |
| 在宅患者緊急訪問薬剤管理指導料の加算として | 100点 | 100点 | 変更なし |
| 在宅患者緊急時等共同指導料の加算として | 100点 | 100点 | 変更なし |
算定上の注意点
- 1回につき算定可能である(各点数区分が算定されていない場合は算定できない)。
- 小児特定加算との併算定不可:小児特定加算を算定する場合は、乳幼児加算は算定できない(逆も同様)。
当該加算の対象となる点数区分
本加算は以下の在宅に係る点数区分に共通して算定可能な加算である。
なお、服薬管理指導料の加算としては「乳幼児服薬指導加算(12点)」が別途規定されている。詳細は乳幼児服薬指導加算のページを参照のこと。
算定要件の要約
背景
乳幼児は成人と異なり、自ら服薬管理を行うことが困難であり、体重に基づく用量の確認、剤形の適切性の判断(散剤・シロップ剤への変更等)、誤飲防止の指導、保護者への服薬方法の説明など、乳幼児特有の薬学的管理が求められる。在宅療養中の乳幼児については、患家を訪問して直接指導を行うことの重要性がさらに高いことから、服薬管理指導料の乳幼児服薬指導加算(12点)よりも高い100点が設定されている。
令和8年度改定において、本加算の基本的な枠組みに変更はない。
要点
- 在宅で療養を行っている6歳未満の乳幼児であって、通院が困難なものに対して、患家を訪問し、直接患者又はその家族等に対して必要な指導等を行った場合に算定する。
- 乳幼児に係る薬学的管理指導の際に、体重、適切な剤形その他必要な事項等の確認を行った上で、患者の家族等に対して適切な服薬方法、誤飲防止等の必要な服薬指導を行うこと。
- 小児特定加算(障害児に対する加算・450点)と併算定することはできない。
算定要件の詳細
施設基準
なし
施設基準以外の算定要件
算定上限回数
1回につき算定可能である(各点数区分の算定回数に準ずる)。
対象患者
在宅で療養を行っている6歳未満の乳幼児であって、通院が困難なものが対象である。
算定条件(在宅患者訪問薬剤管理指導料の加算として算定する場合)<100点>
在宅で療養を行っている6歳未満の乳幼児であって、通院が困難なものに対して、患家を訪問して、直接患者又はその家族等に対して必要な指導等を行った場合に算定する。
乳幼児に係る薬学的管理指導の際に、体重、適切な剤形その他必要な事項等の確認を行った上で、患者の家族等に対して適切な服薬方法、誤飲防止等の必要な服薬指導を行うこと。
在宅患者訪問薬剤管理指導料が算定されていない場合は算定できない。
算定条件(在宅患者緊急訪問薬剤管理指導料の加算として算定する場合)<100点>
在宅で療養を行っている6歳未満の乳幼児であって、通院が困難なものに対して、患家を訪問して、直接患者又はその家族等に対して必要な指導等を行った場合に算定する。
在宅患者緊急訪問薬剤管理指導料が算定されていない場合は算定できない。
算定条件(在宅患者緊急時等共同指導料の加算として算定する場合)<100点>
在宅で療養を行っている6歳未満の乳幼児であって、通院が困難なものに対して、患家を訪問して、直接患者又はその家族等に対して必要な指導等を行った場合に算定する。
在宅患者緊急時等共同指導料が算定されていない場合は算定できない。
小児特定加算との関係
小児特定加算(450点)を算定する場合は、乳幼児加算を併算定することはできない。小児特定加算は児童福祉法に規定する障害児(18歳未満)に対する加算であり、乳幼児加算は年齢(6歳未満)に基づく加算である。両方に該当する患者(6歳未満の障害児)の場合は、いずれか一方のみを算定する。
算定できない場合
- 各点数区分(在宅患者訪問薬剤管理指導料、在宅患者緊急訪問薬剤管理指導料、在宅患者緊急時等共同指導料)が算定されていない場合
- 小児特定加算を算定する場合(併算定不可)
乳幼児加算についての原文
他年度の改定内容
監修者のご紹介

監修者:小川 拓哉(おがわ たくや)
メドピア株式会社 医師プラットフォームメディア推進部 ドクターエンゲージメントグループ 薬剤師
薬剤師としての実務経験を活かし、かかりつけ薬局アプリ「kakari」の企画/開発を担う。現在は、専門医のための臨床研鑽アプリ「ClinPeer」の普及拡大ならびにコンテンツ企画を担当。各領域の専門医と協力し、集合知を形成することで最新医療が臨床に適用されていくサイクル(プラクティスチェンジ)を促進し、医療への貢献に邁進している。その他、埼玉県薬剤師会青年部部会長や保険指導薬剤師を担うなど、薬剤師として知見を活かした活動も継続している。
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