2026年度(令和8年度)調剤報酬改定の内容に準拠
小児特定加算
公開日2026/05/28
最終更新日
小児特定加算の点数
小児特定加算は、児童福祉法第56条の6第2項に規定する障害児である18歳未満の患者に係る調剤において、患者又はその家族等に服薬状況等を確認した上で、当該患者の状態に合わせた必要な薬学的管理及び指導を行った場合に算定する加算である。
服薬管理指導料においては「注11」に規定され(350点)、在宅の各点数区分においては各注に規定される(450点)。
令和8年度改定において、小児特定加算の点数及び算定要件に変更はない。
| 区分 | 令和6年度(改定前) | 令和8年度(改定後) | 主な変更点 |
|---|---|---|---|
| 小児特定加算(服薬管理指導料の加算) | 350点 | 350点 | 変更なし |
| 小児特定加算(在宅患者訪問薬剤管理指導料等の加算) | 450点 | 450点 | 変更なし |
算定上の注意点
- 処方箋受付1回につき1回(在宅の場合は1回につき1回)算定可能である。
- 乳幼児服薬指導加算(在宅の場合は乳幼児加算)を算定する場合は、小児特定加算を併算定することはできない(逆も同様)。
- 適切な手帳の活用実績が相当程度あると認められない保険薬局(服薬管理指導料の特例(13点)を算定する保険薬局)は算定できない。
当該加算の対象となる点数区分
本加算は以下の複数の点数区分に共通して算定可能な加算である。
算定要件の要約
背景
障害のある小児患者は、服薬管理において特別な配慮が必要な場合が多く、患者の状態に合わせた剤形の検討や服薬方法の工夫、患者又はその家族等への丁寧な服薬指導が求められる。小児特定加算は、こうした障害児に対する手厚い薬学的管理及び指導を評価するものとして、2022年度改定で新設された。
令和8年度改定において、本加算の基本的な枠組みに変更はない。
要点
- 対象は児童福祉法第56条の6第2項に規定する障害児である18歳未満の患者。
- 服薬管理指導料の加算として算定する場合(350点)は、患者又はその家族等に服薬状況等を確認した上で、当該患者の状態に合わせた必要な薬学的管理及び指導を行い、かつ、指導等の内容等を手帳に記載した場合に算定する。
- 在宅の各点数区分の加算として算定する場合(450点)は、患家を訪問し、患者又はその家族等に対し、当該患者の状態に合わせた必要な薬学的管理及び指導を行った場合に算定する。
算定要件の詳細
施設基準
なし
施設基準以外の算定要件
対象患者
児童福祉法(昭和22年法律第164号)第56条の6第2項に規定する障害児である18歳未満の患者。
算定条件(服薬管理指導料の加算として算定する場合)
障害児である18歳未満の患者に係る調剤において、患者又はその家族等に患者の服薬状況等を確認した上で、当該患者又はその家族等に対し、当該患者の状態に合わせた必要な薬学的管理及び指導を行い、かつ、当該指導等の内容等を手帳に記載した場合に算定する。
具体的には、以下に掲げる薬学的管理及び指導を行った場合に算定する。
(ア)
患者の服薬状況及び服薬管理を行う際の希望等について、患者又はその家族等から聞き取り、当該患者の薬学的管理に必要な情報を収集する。
(イ)
(ア)において収集した情報を踏まえ、薬学的知見に基づき調剤方法を検討し調剤を行うとともに、服用上の注意点や適切な服用方法等について服薬指導を行う。
算定条件(在宅の各点数区分の加算として算定する場合)
障害児である18歳未満の患者に係る薬学的管理指導の際に、服薬状況等を確認した上で、患家を訪問し、患者又はその家族等に対し、当該患者の状態に合わせた必要な薬学的管理及び指導を行った場合に算定する。
服用期間中の対応
小児特定加算を算定した処方箋中の薬剤の服用期間中に、患者の家族等から電話等により当該処方薬剤に係る問い合わせがあった場合には、適切な対応及び指導等を行うこと。
乳幼児服薬指導加算との関係
小児特定加算を算定する場合は、乳幼児服薬指導加算(在宅の場合は乳幼児加算)を併算定することはできない。
6歳未満の障害児について、乳幼児服薬指導加算(12点)と小児特定加算(350点)のいずれも要件を満たす場合は、小児特定加算のみを算定する。両方を重複して算定することはできない。
算定できない場合
- 服薬管理指導料等が算定されていない場合
- 適切な手帳の活用実績が相当程度あると認められない保険薬局(服薬管理指導料の特例を算定する保険薬局)
- 乳幼児服薬指導加算(乳幼児加算)を算定する場合
小児特定加算についての原文
他年度の改定内容
監修者のご紹介

監修者:山田 輝(やまだ ひかる)
メドピア株式会社 医療機関支援プラットフォーム事業推進部 セールスグループ グループリーダー 薬剤師
6年制薬学部を卒業後、調剤現場を経験。「現場の外側から医療業界を支え、薬剤師の社会的地位向上に貢献したい」という考えからメドピア株式会社へ入社。入社当初より、「kakari」を通じて薬局運営に伴走。現在は病院向け予約システム「やくばと病院予約」を主軸に、医療アクセスの改善や医療機関の健全な経営支援に向き合っている。現場で培った薬剤師としての視点と感覚を糧に日々業務にあたっている。
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